ビットコインアドレスの仕組み

現金を持たないビットコインを“持つ”ためには、自分用のアカウントが必要です。ビットコインはアカウントに入金され、残高確認や送金をすることができます。

取引所の口座にビットコインを一時的に保管することもできますが、多額のコインを安全に保管するためには自分専用のアドレスに移動して、管理する必要があります。

一般的に銀行口座を開設する際は身分証明書類を確認して、利用者を特定する必要があります。ビットコインはウォレットアプリを利用して誰でも自由にアドレスを作成することができます。名前など個人に結び付くような情報を入力する必要がないので、匿名でアドレスが利用できます。アドレスの組み合わせは10の70乗個以上もあり、他のアカウントと重複する心配はありません。
コインアドレスはウォレットアプリがランダムに生成し、アカウントを復活させるための12個の単語(復元フレーズ)をメモしておきます。復元フレーズがあれば、アプリを消去しても自分のアドレスやコインを復活させることができます。

ビットコインアドレスは1人で何個でも作成することが可能です。プライバシーを守るためにコインの受け渡しをする度に毎回違うアカウントを生成することができます。
アカウントを作成して一定のコインを入金しておき、そのアドレスの公開鍵と秘密鍵が印字された紙を渡すことで、“仮想”の通貨であるビットコインを物理的に渡す、といった使い方もあります。

ビットコインアドレスの基礎知識:秘密鍵と公開鍵の役割とは?

ビットコインは二重送金を防ぐために、公開鍵暗号化方式と呼ばれる暗号化技術が使用されています。

ビットコインのアカウントは、コインを受け取る際に送金元の人に教える受取用アドレス(公開鍵のハッシュ)と、他のアドレスにコインを送信(取引)する際に必要な秘密鍵から成ります。ちなみに、いずれの鍵も半角英数字の文字列データです。これを銀行口座に例えるなら、受取用アドレスは銀行の口座番号、秘密鍵は届出印とみなすことができます。

ビットコインの送金データ(トランザクション)は相手の受取用アドレスで暗号化され、ブロック内には公開鍵のハッシュに対応する秘密鍵で署名されたデータが記録されます。受取用アドレスは暗号化のみが可能で、別のアドレスにコインを送信する場合には公開鍵に対応する秘密鍵が必要です。
このため受取用アドレスは他の人に見せても構いませんが、秘密鍵(または復元フレーズ)は他人に教えてはならず、厳重に管理する必要があります。秘密鍵が盗まれるとビットコインが盗まれるのと同じです。
もしも秘密鍵のデータを紛失してしまうと、自分のビットコインも取り出すことができなくなってしまいます。

アドレスを作成した際に使用した復元フレーズを記憶しておけば、ウォレットアプリを消去してもコインを復活させることができます。

この仕組みを応用して、単語を記憶するだけで誰にも知られずに自分の資産を安全に保管することができます。